「糖質制限」成功する人・失敗する人。運動なしでも我慢しないで痩せられる方法

 

何事も思うままにならないのが世の常ですが、40歳を過ぎて加齢とともに徐々にコントロールができなくなるのが、体型。
FRIが行っている調査「Fields Yoka Survey 2018(※1)」によると、やはり男女とも年齢が上がるにつれて健康に対する不安がドンドン高まっている。健康的な身体には、まず健康的な体型が第一であろう。

 

(健康に対して不安を感じる割合)

体型維持のため、ビールをハイボールに変更、食事の際にサラダから食べたり、週に3日にはジョギングと、コツコツ努力はしているつもりなのに、一向に改善しない体重・体脂肪率・BMI値・内臓脂肪レベル……。
こうした試行錯誤とグーグル検索の果てに、「糖質制限」なるダイエットがポピュラーであることを知り、早速チャレンジして幾つか気付いた2018年冬の今をレポートする――

■糖質制限に優しくない現代社会

糖質制限――〈炭水化物〉の内、〈食物繊維〉を除いた“糖質”をカットする(ないしは減らす)こと。要は、毎日の食事から砂糖はもちろん、白米・パン・麺・イモ類といった〈炭水化物〉を抜くダイエット方法である。

これが、二つの意味でなかなか大変。一つ目は単純に意思の問題。こうした炭水化物には、アルコールやタバコと似たような依存性があるとされており、これらを断つと無性に食べたくなるというもの。

そして、二つ目の問題が重要で、そもそもこの日本の食環境の中で、糖質抜きの食事を行うこと自体が困難ということだ。
コンビニエンスストアのメインであるおにぎりは白米の固まりであるし、○○弁当も半分は米だ。パン・サンドイッチ・ブリトーも小麦粉。うどん、ラーメン、そば、パスタなど、ほぼすべての麺類は小麦粉なのである。
コンビニエンスストアを出て、定食屋、牛丼屋、ラーメン屋、そば屋に行こうが、出前を取ろうが……どこもかしこも米・米・米……小麦・小麦・小麦……といった状況。
現代社会においては、ほとんどの人たちは炭水化物を中心とした食事を選ばざるを得ない環境にいる。

■糖質カットメニューの登場

こうして悩んでいる糖質カット難民が増えたことからか、近年のコンビニエンスストアには「サラダチキン」なる理想的な“たんぱく質”供給源が用意され、牛丼屋には、「ロカボ(低糖質)」メニューや、白米を豆腐などに変更できるサービスが始まった。
また、これまでダイエッターには禁断とされてきたラーメン屋においても、「麺なしメニュー」なるものが現れている。
ハンバーガーショップでも、モスバーガーではバンズをレタスに変えたメニューがあり、ケンタッキーフライドチキンのチキンも、脂質は高いが糖質は非常に少ない。

 

■新たなる救世主「BASE PASTA」・「ブランパン」

しかし、こうして本格的に糖質を取らずに済むようになることは、一見理想的にみえるがそうではない。今度はよりいっそう“炭水化物を食べたい願望を我慢”することになるのだ(結局は、一つ目の問題)。

極端な禁欲生活を無理やり続けると、理想の体型になる前にメンタル面に大きな影響を及ぼしかねない。少しでもこの苦しみを楽にできる方法はないのか……? と、そうした要求に応えてくれたのが、今回紹介する完全栄養パスタ商品「BASE PASTA」や小麦粉の代わりにふすま粉という小麦粉の外皮部分で作られた「ブランパン」である。

最初に断わっておくが、これらは、糖質ゼロでは決してない。本来の麺やパンを食べたときの半分以下の糖質量しか摂取せずに済むというモノである。
しかし、実はそこがミソなのである。いくら「糖質制限」とはいえ、人間が生きていくための最低限の糖質量は摂取しなければ身体に良くない。その糖質量は100g前後(※ 男女・体重・年齢により異なる)であり、逆にいえばそこまでは摂取しても構わない。

パスタなら、通常一食分の分量には70g以上の糖質が含まれているし、食パン6枚切を2枚食べたとすると、そこに含まれている糖質は150gもある。完全にオーバーだ。
そこを、これらの商品は、パスタの糖質を約半分に、パンの糖質を約6分の1に抑えてくれている。これなら、一日に一食程度であれば十分に食べて良い範囲の糖質量になる。

■いざ実食!!

ということで、早速これらの商品を買って、食べてみた。

〈試食1:BASE PASTA〉
この麺は乾麺ではなく生麺であり、見た目は濃い茶色に粗挽きの粒々が目立つ。食感は……正直、モサっとしたパサつきはあるが、そもそも生パスタにはそうした傾向があるし、十割蕎麦を食べていると思えば、そんな感じ。粒々はチアシードで口の中でプチプチする。糖質カットだけでいえば、別の会社の商品にもっと糖質が少ないパスタ(乾麺)もあるが、BASE PASTAには一食分に一日に必要な1/3の栄養素が取れることから、サイドメニュー無しでもOKな点が素晴らしい。

 

袋から出した麺

 

ゆでた後の麺

 

ソースをかけた麺

〈試食2:ブランパン〉
見た目は、これも茶色い。食感は……??? まったく違和感がない。人工甘味料や砂糖を使ってないため、極めて素朴な味であることは事実だ。あと、うっすらと小麦粉以外の馴染のない香りはする。しかし、言い方は失礼だがコンビニのパンなら、このレベルでも十分良いのではないかと思った。

 

〈感想〉
いずれも味に関しては、非常に美味しい――というわけではないが、普通の感覚で十分食べられる。
しかし、そんなことより一番良かったと思えるのは、これまで禁断にしていた麺やパンを普通に食べられる。そして、普通に美味しいと思える、思ってもいいのだ、という……そんな当たり前のことが非常に嬉しく、幸せに感じた。これらの商品の意義と素晴らしさはそんなところにあると思う。

〈結果〉
そうして、「糖質制限」を始めて3か月――。それまで2年間、週3日で筋トレやらジョギングをしても一向に減らなかった体重と体脂肪率、内臓脂肪レベルが、この3か月で体重74kg→71kg(3キロ減)、体脂肪率18.5%→16%(2.5%減)、内臓脂肪レベル10.5→9(レベル-1.5)と、これまでのもどかしさがウソのように減った。

■体験を経て

ダイエットは生涯続けられそうな方法でなければならない。なぜなら、この勝負は一生の勝負であるからだ。「食べなきゃ痩せられるよ」では、生涯戦い続けるコトは非常に難しい。
今回試してみて感じたことは、この調子なら、今後もこれらの“ロカボフーズ”たちと共に生きていけそうだということだ。

いつか、コンビニエンスストアに行っても、イタリアンへ行っても、中華料理屋でも、どこのレストランでも、こうした食べ物を必死に探さなくても常に全メニューの少なくとも1/3は糖質制限メニューになっていたら……そうした未来を願う。

と、思ったらひとつ朗報。先に紹介したローソンのブランパンの裏側に印字されていた“「ロカボ」はじめませんか?”という告知URLを見てみると、なんと充実したロカボ商品群が……。これは期待が将来に期待が持てる。社会は低糖質文化を受け入れつつある。喜ばしいことである。

 

まとめると、今回取り上げた糖質カット商品は、ダイエットの失敗の理由=我慢をするから……を、我慢しないから続けられる=ダイエット成功……という極めて単純で根源的な解決方法であるのだ。こうした商品の登場と社会が徐々に糖質カッターたちを受け入れてくれていることに感謝したいと思った。
みなさんも、辛くない普通の幸せ生活的ダイエットに挑戦してみてはいかがだろうか? 

(記事:宮武良行)

本記事は、エンタテインメントの研究をしているフィールズ研究開発室(FRI)のメンバーが、日頃の活動の中で気になったことに目を向け、独自取材に基づいて、執筆しています。

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(※1)「Fields Yoka Survey 2018」
2017年12月に、全国の小学生~69歳の男女11,642人に対し、余暇に対する行動や、価値観などについて実施したWebアンケート調査。
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