マンガ雑誌と電子コミック横断で性年代別人気度を比較。

皆さんは、本を紙で読む派ですか?電子書籍で読みますか?今、紙媒体の書籍市場は右肩下がりと言われていますが、実際のところ、紙から電子へのシフトはどれくらい起っているのでしょうか。今回は、1万人を超える大規模アンケート調査(※1)から、マンガ雑誌と電子マンガの利用状況について分析を行いましたので、その一部をご紹介します。

■最もよく読むマンガ媒体で電子媒体が上位に

マンガ雑誌・電子マンガ合わせて60媒体のうち、「直近1年以内に読んだことがあるマンガ雑誌・電子マンガ取扱いサービスで、最もよく読んだもの」を1つ尋ねました。その結果「週刊少年ジャンプ」と答えた人が19.9%で1位と不動の強さを見せる一方、2位に「LINEマンガ」(7.3%)、3位に「COMICO」(7.2%)と電子書籍がランクインしました。

性年代別に見てみましょう。まず、男性に注目します。週刊少年ジャンプは男性の中学生および20~50代で1位と強さを見せています。しかし、2位以下を見ると年代別の特徴が見えてきます。男性中学生は5位に「LINEマンガ」、男性高校生は1位「COMICO」、3位「LINEマンガ」、4位「マンガボックス」、5位「ニコニコ静画」、男性20代は2位「COMICO」、4位「ニコニコ静画」、5位「少年ジャンプ+」と、若い世代ではトップに電子媒体が多数ランクインしています。一方で、男性30代以上を見てみると、上位5位はすべて紙媒体となりました。世代によって、はっきり特徴が分かれていることが伺えます。

今度は女性に注目してみましょう。中学生以上で電子媒体の躍進が目立ちます。中でも、女子高生は1位の「LINEマンガ」と2位の「COMICO」だけで55.8%となります。女子高生の約半数が、”最もよく読んだマンガ媒体”として電子を挙げていることになります。ほかに特徴的なのは、電子レンタルサービスの「Renta!」です。40代女性と50代女性で2位にランクインしています。「Renta!」はそもそも大人の女性向けにCMを打っていましたが、狙い通りの集客に成功しているようです。

■紙の雑誌が好きなのは30代男性と40代女性

直近1年間の読書率トップ5の男性向けマンガ雑誌(週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、週刊ヤングジャンプ、週刊少年サンデー、週刊ヤングマガジン)の読者の性年代構成比は、30代男性が最も多く、20%を占めます。一方、女性向けマンガ雑誌(別冊マーガレット、花とゆめ、LaLa、BE・LOVE、KISS、YOU)のメイン読者は40代女性で、19%となりました。

今回の調査から、電子マンガはシニアよりも若者、男性よりも女性を中心に浸透していることが分かりました。一方、30代以上の男性では紙媒体が強さを見せました。どちらの媒体を選ぶのかは、様々な理由があるでしょう。年代や性別によっても、理由が異なるかも知れません。
「なぜ紙か?」「なぜ電子か?」を、細かく分析していくことで、広く書籍というメディアに求められる現代のニーズが明らかになっていくでしょう。

(記事:小林)
———————
(※1)「Fields Yoka Survey 2017」
2016年12月に、全国の小学生~69歳の男女11,646人に対し、余暇に対する行動や、価値観などについて実施したWebアンケート調査。
———————

 

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です