タツノコプロのヒーロー、『破裏拳ポリマー』ってどんなキャラクター?

画像引用:(c)2017「破裏拳ポリマー」製作委員会 (c)タツノコプロ

皆さんは『破裏拳ポリマー』(ハリケンポリマー)というヒーローをご存知でしょうか? 『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』などを輩出したタツノコプロが、1970年代前半に製作したテレビアニメヒーローです。
同作はブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』のヒットなどで巻き起こったカンフーブームを受け、主人公が「破裏拳流」という独自の拳法を駆使し、驚異の重化合物質「ポリマー」製のスーツを身にまとった「破裏拳ポリマー」となり、犯罪者たちを倒していく勧善懲悪ヒーローです。
この『破裏拳ポリマー』が、タツノコプロ55周年記念作品として、実写映画化される(公開は5月13)ということで、今回はこの「破裏拳ポリマー」のヒーロー像について考えてみます。

■影響を受けたヒーローを踏襲した良作

といっても、実は私も『破裏拳ポリマー』についてはほとんど知りません。ということで当社にあるデータベースを叩いてみました。
全体認知度は9%ですが、40代後半から50代前半の男性にかけての認知度は30%を超えています。なるほど、私が知らないわけだ(筆者は40代前半)。
ヒーロー性については、残念ながらデータベースには登録されていなかったのですが、実写映画の主演:溝端順平さんの言葉では
「どんな困難にぶち当たっても、自分を信じぬいて、プライドを突き通す」、
とのことなので、我々の「ヒーロー分析」(※1)的にいうと、不屈精神力、信念を貫く、自信家、といった要素が高いヒーローとなります。
また予告編を見る限りでは、過剰能力、危機守護能力なども高く、仲間結束力はあまり高くないように思われます(本当は仲間思いなのでしょうけどね)。
これらを踏まえ、似たヒーローを「ヒーローデータベース」(※2)で検索してみると、「ゴルゴ13」「ケンシロウ」「ルフィ」といったヒーローが出てくる中、6番目に「ブルース・リー」という名前が出てきます。
やはり、原作が影響を受けたヒーローと似たヒーロー像であるとともに、それを出演者がしっかり理解している作品であると思われ、これは期待できる作品なのではないかと思います。
ちなみに最後になりましたが、実写映画『破裏拳ポリマー』は、私たちフィールズも関係しているそうです。「なんだ告知かよ!」と思われたアナタ。本当にスミマセン。ただ、少しでも興味をもっていただけたのであれば、ぜひ劇場に足を運んでみてください。私もまだ見たことはないのですが、勧善懲悪のヒーロー性とアクションが見どころだそうです。

http://polimar.jp/
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※1「ヒーロー分析」とは、FRIが定量調査に基づいて、ヒーローキャラクターを“6つのヒーロー属性”と“13の性格特徴”で評価する手法です。
※2 「ヒーローデータベース」とは、ヒーロー分析の評価をデータベース化したものです。

(記事:太田匡則)

本記事は、エンタテインメントの研究をしているフィールズ研究開発室(FRI)のメンバーが、日頃の活動の中で気になったことに目を向け、独自取材に基づいて、執筆しています。

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