カブキ踊り2016「渋谷金王丸伝説」にブースカが登場!?

FRIは、渋谷の街にオフィスを構えていますが、その縁もあって、渋谷区が主催する日本の伝統芸能を子供たちに伝える活動『伝承ホール寺子屋』を、3年前から応援しています。今年は11月27日に、『伝承ホール寺子屋』の恒例イベント、カブキ踊り2016『渋谷金王丸伝説』が上演されましたので、その模様をお届けします。

今回で7回目を数える本舞台は、花形歌舞伎俳優・市川染五郎さん(*1)が主演をつとめ、渋谷の地を開拓した伝説のヒーロー『金王丸』の活躍を、カブキ踊りという新しい伝統芸能のスタイルで演じます。

歌舞伎は、その時代を斬新に風刺することで、江戸時代より庶民の娯楽として人気をはくしてきた伝統芸能ですが、今回の舞台は、まさしく“斬新”という言葉がぴったりでした。
登場人物は、『金王丸』や『源義経』にとどまらず、円谷プロダクション(本社渋谷区)の人気キャラクター『快獣ブースカ(*2)』が登場したり、さらには世界規模で話題沸騰中の『PPAP』(ピコ太郎)を取り入れた踊りもあったりと、染五郎さんが「リズムに合わせて体を動かす“踊りの原点”から新しいものを生み出したい」と語る通り、歌舞伎の新境地を開く舞台となりました。

『金王丸』と息の合ったカブキ踊りを見せる『ブースカ』

あの「PPAP」までもが、カブキ踊りに取り入れられた

古典歌舞伎とはまた一味違った新作カブキ踊りに、目の肥えた大人も、カブキを初めて見る子供たちも、皆一様にリズムに合わせて手拍子している様を目にすると、日本人は、心底踊りが好きなんだなぁと、あらためて思うのでした。

(*1)市川染五郎さん(1973-)
日本を代表する歌舞伎俳優。古典歌舞伎はもとより新作歌舞伎の創作にも意欲的。演じる役柄は、二枚目から実悪、女方まで幅広い。『劇団☆新感線』などの現代劇でも活躍中。昨年のラスベガス公演『鯉つかみ』では10万人が観劇し、話題を集めた。
『鯉つかみ』ラスベガス公演(Youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=bU_5SoDasSA

(*2)快獣ブースカ(1966-1967放映)
円谷プロダクションが制作した特撮テレビドラマに登場する怪獣。「バサラバサラ」「シオシオノパー」などのブースカ語が、当時の子どもたちの間で大流行する。
『快獣ブースカ』各話情報(TOKYO MX)

http://s.mxtv.jp/drama/booska/

左から、鈴木プロデューサー、長谷部区長、快獣ブースカ、染五郎さん。 トークテーマは、「渋谷区の文化政策」から「好きなラーメンの味」まで幅広い

本記事は、エンタテインメントの研究をしているフィールズ研究開発室(FRI)のメンバーが、日頃の活動の中で気になったことに目を向け、独自取材に基づいて、執筆しています。

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