スマホゲームアプリに高額を課金する人は「夢見がちな頑張り屋さん」

フィールズ総研は、余暇行動の実態やその背景にある価値観等について10,000人に400問の設問に回答いただいたインターネットによるアンケート調査『Fields Yoka Survey(フィールズ よか サーベイ)』を実施しました。

『Fields Yoka Survey』では、「アニメ」・「マンガ」・「ライトノベル」・「ゲーム」・「声優イベント」などの、サブカル的な余暇に関しても調査しており、今回はスマートフォンやタブレットのゲームアプリ(以下「スマホゲーム」)の利用者、特に高額利用者の傾向についてご報告させていただきます。

■ 傾向1 スマホゲームの課金は一部の人が大量のお金を使っている偏った状態にある

スマホゲームの有料利用者は全体の10%強。
その内訳は、低額利用者が7.6%、高額利用者が3.2%であることが分かった。

また利用金額については、無料利用者も含めた利用者全体の年間平均利用金額は2,465円。性年代別では女性より男性の方が利用金額が多く、19~22歳男性の利用金額がもっとも多い。さらに、有料利用者のみを対象とした年間平均利用金額は、約21,000円。

そのうち、低額利用者は約7,000円であるのに対し、高額利用者は約56,000円と8倍以上となっており、一部の利用者が多くの金額を使用している状況であることが分かった。

■ 傾向2 スマホゲームの高額利用者は、幸福度や人生満足度が低い

スマホゲームの高額利用者は、幸福度と人生満足度のいずれにおいても、全体や無料利用者、低額利用者よりも低くなっている。

■ 幸福度 (設問「あなたは現在、どの程度幸せですか。」)

■ 人生満足度 (設問「あなたは今の自分の人生に満足していますか。」)

■ 傾向3 スマホゲームの高額利用者は、仕事に対して熱心で上昇志向が高い面が見られる

一方で、スマホゲーム高額利用者たちは、以下のように「仕事に対して熱心」で「上昇志向が強い」と捉えられる傾向が見られた。

<仕事に対して熱心>

■ 仕事にやりがいを求める方だ

■ 仕事よりも家族や恋人の方が大切だ

■ よりよい仕事や会社に就けるように行動している

<上昇志向が強い>

■ 仕事で成功したい

■ 社会的な地位を得たい

■ 世界で活躍する人に憧れる

■ 傾向4 スマホゲームの高額利用者は、いわゆるギャンブルへの関与度が高い

いわゆるギャンブルに時間とお金を使っているかに関する設問において、「とても使っている」と「使っている」と回答した人の割合が、全体では8.3%、スマホゲームの無料利用者は7.5%、低額利用者は12.7%であったのに対し、高額利用者は24.1%と他と比べて著しく高いことが分かった。

設問「ギャンブル(パチンコ、パチスロ、公営ギャンブル等)のために時間とお金と使っていると思いますか。」

■ まとめ

今回の「実は、スマホアプリの高額利用者ほど”幸せ”度が低い」という結果は一見衝撃的であるのですが、スマホアプリ高額利用者のその他のプロフィール・価値観・行動特性を詳細に分析してみると、彼らの傾向としてもそもそも「仕事熱心」で「上昇志向が強い」、いわば「夢見がちな頑張り屋さん」的な人たちが多いということが分かってきました。

つまり、スマホゲーム高額利用者は決して”不幸”なわけではなく、他の人たちより、「そもそもの理想とする自己イメージが高い」ゆえに、他の人たちよりも相対的に幸福度や人生満足度の自己評価が低く出てしまった、というのが実態なのではないかと解釈しています。

また高額利用者の中には、幸福度や人生満足度が全体平均よりも非常に高く、収入高めという、いわゆる「リアル勝ち組」ともいえるセグメント層が存在することも分かっており、その人たちは「夢見がちな頑張り屋さん」が夢を実現した姿なのかもしれません。

本記事・データに関するご質問のほか、ご意見やご要望などございましたら、
「フィールズ株式会社 研究開発室(フィールズ総研)」まで、お気軽にお問合せください。

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