2015年 日本の消費意識トレンド+注目すべき企業動向⑤

企業動向1:スマホが変えていくWEB動画のあり方
スマホの普及によって、WEB動画を視聴することは手軽になり、機会も格段に増えた。国内企業は「スマホでWEB動画を楽しむ人々」に向けてどのような新しい取り組みを行ったのか、2015年を振り返ってみよう。

■ 短尺・YouTube配信を選択したアニメ『モンスターストライク』
日本においてもYouTubeは人気で、人気投稿者(YouTuber)がどんどん生まれている。また、スマホから手軽に楽しむ人が多いためか、数分程度の短尺動画が好まれるようになっている。そんな”短尺動画を楽しむ一大メディア”となったYouTubeを露出先に選んだのが、アニメ『モンスターストライク』だ。日本のアニメは通常、TV露出をメインとし、長さは30分だが、『モンスターストライク』はYouTube配信のみ。長さも7分という短尺に挑戦している。

■ スマホで観るならWEB動画もタテ長に
WEB動画といったら、普通はヨコ長だ。しかし、4月に始まった「C Channel」(ファッションやフードの情報を動画配信するサービス)は、スマホで観ることを想定してタテ長動画にこだわっている。

■ 欲しいものが出てきたら動画をタッチ
9月に始まった「SHOWHALL」は、動画に欲しい商品が写っている時にタッチすれば、その商品をECサイトから購入できるサービスである。タッチパネルを搭載したスマホだからこそ生まれた発想であり、TV-CMとは違う形の購買行動を生むかもしれない。

■ スマホのあらゆる画面を動画で共有
ゲームの世界ではゲーム画面を共有しながらのコミュニケーション(ゲーム実況)が流行っているが、スマホ上の画面を動画として共有しながらビデオチャットができるサービスが、8月から始まった「Mirrativ」である。ゲーム画面だけでなく、写真やチャット画面など、あらゆる画面を見せながらコミュニケーションができる。
以上のように、スマホの普及がWEB動画のあり方を変え、様々な企業の新しい取り組みがみられた2015年だった。2016年、これから人々の行動がどう変化していくのか、注目していきたい。
次回は、2015年に海外からの観光客向けに日本企業が取り組んだ、様々な施策をまとめて紹介しよう。

アニメ『モンスターストライク』
https://www.youtube.com/channel/UCWzenZSy9GJBcPzdSm-UX5w

C Channel
https://www.cchan.tv/

SHOWHALL
http://showhall.tv/

Mirrativ
https://www.mirrativ.com/?lang=ja

(記:河合 利剋)

本記事は、エンタテインメントの研究をしているフィールズ研究開発室(FRI)のメンバーが、日頃の活動の中で気になったことに目を向け、独自取材に基づいて、執筆しています。

過去の連載はこちら>>>
2015年 日本の消費意識トレンド+注目すべき企業動向①
2015年 日本の消費意識トレンド+注目すべき企業動向②
2015年 日本の消費意識トレンド+注目すべき企業動向③
2015年 日本の消費意識トレンド+注目すべき企業動向④

続編>>
2015年 日本の消費意識トレンド+注目すべき企業動向⑥

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